薬剤師への就職
2009年2月16日
薬剤師としての就職は、大きく分けて二つの形があり、ひとつは、薬剤師として病院へ勤務すること、もうひとつは、薬剤師として調剤薬局やドラッグストアなどへ勤務することです。
■薬剤師としての病院への勤務
まず、薬剤師として病院へ勤務する場合の現状やポイントについて概観して見ます。
医薬分業が急速に進み、また病院の経営合理化も進められていることもあり、薬剤師への就職活動の中でも病院希望の場合は、定期的に薬剤師を採用するよりも、欠員が生じた際に募集を行うという病院が多くなっているのが現状です。
したがって、現状の病院関係の新卒採用では、4年生の秋以降になってからの求人票提出が多いこと、また求人数自体が少なくなっているというのが現実です。
このように、総じて病院への就職が狭き門となっており、この状況を乗り越えるためには、様々な情報を常にチェックできるよう、広く情報網を張り巡らせ、チャンスを逃さないようにすることが大切でしょう。
大きな病院で働きたいと思っても、このような現実がありますので、「定期的な採用が減っている」ということを常に頭に入れて、現状をしっかり見据えて就職活動を行う必要があるでしょう。
なお、病棟業務においては高度な知識が要求されるため、特に修士課程修了者が望まれ、今後は6 年制課程修了者に門戸が開かれていくことになると見られています。
■調剤薬局などへの就職の場合
薬剤師への就職活動で、調剤薬局への就職については、医薬分業率も50%を超え、全体として調剤薬局が増え、各社とも積極的に薬剤師の採用に取り組んでいます。
また、地域や規模により薬剤師の確保状況にばらつきがあり、まだまだ薬剤師不足のところも見受けられます。
これまでの流れをマクロ的に見れば、医薬分業や診療報酬改定等を背景とした病院経営の合理化により、薬剤師の求人需要が病院の側から調剤薬局、ドラッグストアーの側へシフトしてきているということになるでしょう。
しかし、一方で、医薬分業率の伸びの鈍化に見られるように、このような流れもいつまでも続くものではなく、将来的には薬局の飽和状態が到来することが予想されることを考えると、各調剤薬局の経営方針によって調剤薬局の将来の明暗が分かれてくると思われます。
アメリカなどに比べて、薬剤師の社会的地位はもっと高いものであるべきだと思いますが、将来とも、薬剤師は、間違いなく社会に必要とされている職種ですから、薬剤師への就職活動を最後まであきらめないことが最後には大事なことになるのではないかと思われます。
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